きょうされん栃木支部、きょうされん

基本理念

―わたしたちのめざすもの―

 

 1.わたしたちは、障害のある人々が労働を通じて社会に参加し、また、地域でのゆたかな暮らしを築く権利の保障をめざします。

 

 2.わたしたちは、障害のある人びとと関係者一人ひとりが大切にされる事業体として民主的な経営をめざします。

 

 3.わたしたちは、地域における共同の事業や運動をすすめ、障害ある人びとが生きがいと誇りをもてる社会をめざします。

 

 4.わたしたちは、障害のある人びとの夢ある明日をめざし、科学と創造の視点を大切にしながら団結して前進します。

 

 きょうされん栃木支部は、①めざすものの地域、事業所での実践。②会員の願いを実現する取り組みの中で、関係者のつながりを広げ、きょうされんの仲間づくりを進める。③障害者運動の大きなうねりをともにつくっていくことを目標に1年間活動をしてきました。

 とくに、制度改革のうねりはこの1年間の中心的課題でした。きょうされんは、障害者自立支援法の廃止と総合福祉法制定、基本法の抜本的改正のために、日本障害フォーラム(JDF)や日本障害協議会(JD)の連帯し、また、地域においては、栃木障がいフォーラムと連携し、ねばり強い取り組みを続けてきました。

 しかし、国は、平成23年3月11日の大震災の直前に第3回障がい者制度改革推進本部を開催し、障害者基本法改正法案を了承してしまいました。この法案は、わたしたちの願いをまとめた、障害者制度改革推進会議でまとめた第二次意見と大きくかけ離れたものと言わざるを得ません。

 こうした中で、きょうされん栃木支部は、平成22年度の活動をふりかえり、 平成23年度の活動計画も栃木におけるきょうされんの「めざすもの」のとり くみをさらに強め、障害ある人々の求める制度、地域社会づくりの協働を、ね ばりづよく広げていきましょう。